《黄金水大尽盃》(読み)おうごんすいだいじんはい

世界大百科事典(旧版)内の《黄金水大尽盃》の言及

【紀伊国屋文左衛門】より

…江戸期随筆考証文の類にも紀文の事跡は記されたが,真偽わかちがたい。読本《昔唄花街始(むかしうたくるわのはじまり)》(式亭三馬作,1809)には〈つのくに汶三(ぶんざ)〉の名で捌(さば)き役として登場,人情本の《紀文実伝長者永代鑑》(2世楚満人(為永春水)作,文政年間),合巻の《黄金水大尽盃(おうごんすいだいじんさかずき)》(2世為永春水作,1854‐66)等では主人公となっている。歌舞伎では《青楼詞合鏡(さとことばあわせかがみ)》(並木五瓶作,1797桐座初演)で3世沢村宗十郎が紀伊国屋文蔵に扮し好評を得,いらい読本等の挿画は宗十郎の似顔で文左衛門を描くにいたった。…

※「《黄金水大尽盃》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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