《9413の生と死――ハリウッド・エキストラ》(読み)きゅうせんよんひゃくじゅうさんのせいとしはりうっどえきすとら

世界大百科事典(旧版)内の《9413の生と死――ハリウッド・エキストラ》の言及

【実験映画】より

… 同時期に,写真家ラルフ・スタイナーの《H2O》(1924)のような光を反映した水面を望遠レンズでとらえた〈抽象映画〉,また,チャールズ・クラインの《裏切る心臓》(1928),ジェームズ・シグリー・ワトソンとメルビル・ウェーバーの《アッシャー家の崩壊》(1928)のような《カリガリ博士》風の作品(〈カリガライズ〉という造語も生まれた),同じコンビによる《ソドムのロト》のようなのちの〈アンダーグラウンド映画〉の典型的なテーマの一つとなるホモセクシュアルを主題としたもの,〈ソビエト・テクニック〉と呼ばれたモンタージュ理論を実践したチャールズ・ビドアの《橋》《スパイ》(ともに1931‐32)等々がつくられている。のちにハリウッドの監督になるエリア・カザンやL.ジェーコブズなども〈エクスペリメンタル・フィルム〉の製作に参加しているが,助監督時代のロバート・フローレーが自宅のガレージをセットにして,わずか100ドルでつくった《9413の生と死――ハリウッド・エキストラ》(1928。カメラはグレッグ・トーランド),そしてのちにやはりハリウッドの監督になるパウル・フェヨシュの《ラスト・モーメント》(1928。…

※「《9413の生と死――ハリウッド・エキストラ》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android