《Epistolae clarorum virorum》(英語表記)Epistolaeclarorumvirorum

世界大百科事典(旧版)内の《Epistolae clarorum virorum》の言及

【無名人の手紙】より

…この訴訟は教皇レオ10世の穏便策によって延引されたが,その間ロイヒリンも負けずに人文主義者を主とするヨーロッパ一般の学界の声援を得て盛んに対抗手段を講じ,いくつかのパンフレットを発行して反対派の無学や不法,がんこさなどを攻撃したが,この争いは内容においては保守的なカトリック教会と進歩的な人文主義者グループとの対抗を意味した。おりからロイヒリンは,1514年に有力な同情者たちの書簡を集め《有名人の手紙Epistolae clarorum virorum》として公表した。それに対する反対派の反論をやじるために刊行されたのがこの《無名人の手紙》で,ロイヒリンへの側面援護として,攻撃をケルン大学の代表者グラティウスOrtwin Gratius(1480ころ‐1542)に集中したもの。…

※「《Epistolae clarorum virorum》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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