《Red Data Book》(英語表記)RedDataBook

世界大百科事典(旧版)内の《Red Data Book》の言及

【希少動物】より

…生息数が極端に少なく,保護策を講じない限り,近い将来に絶滅するおそれがあると思われる動物の種,亜種で,天然記念物に指定されたり,ワシントン条約で輸出入が禁止され,あるいはIUCN(国際自然保護連合)のレッド・データ・ブックRed Data Bookに掲げられて保護の必要が訴えられたものが,おおよそこれに該当する。希少動物には,過度の特殊化により自然環境の変化に対応できなくなったり,新しい競合種の出現によって生息域が狭められるなどの自然現象に基づくものと,本来は多数生息していたのに,人類の自然破壊や捕獲の結果個体数が激減した人為的な原因に基づくものとがある。…

【国際保護動物】より

…この中には,現在絶滅に(ひん)しているもの,保護をはからないと絶滅する危険性の高いものなどが挙げられている。 これらの動物は,IUCN(国際自然保護連合)が発刊する《Red Data Book》という赤い表紙の本に,ルーズリーフ方式でとじられて,関係各国の政府機関やNGO(準政府機関)に広く周知されるようになっている。1996年現在,これに含まれている動物の種数は哺乳類1096,鳥類1107,両生類124,爬虫類253,魚類734,無脊椎動物1891(植物3万種以上)である。…

※「《Red Data Book》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android