【しじら】織(読み)しじらおり

百科事典マイペディア 「【しじら】織」の意味・わかりやすい解説

【しじら】織【しじらおり】

(ちぢみ)織の一種。張力を異にした糸を用いて平織にし,ゆるくした糸を縮ませて仕上げたもので,布の表面が波状になる。絹・綿織物があり涼感があるので夏の着物地とする。よく知られている阿波しじら】(阿波縮とも)は徳島県で産出,江戸末期海部ハナがつくり出した。染料天然藍(あい)を用い,縞(しま)や絣(かすり)柄を織り出したもの。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android