【ぼく】東綺譚(読み)ぼくとうきだん

百科事典マイペディア 「【ぼく】東綺譚」の意味・わかりやすい解説

【ぼく】東綺譚【ぼくとうきだん】

永井荷風中編小説。1937年東京・大阪《朝日新聞》に連載。墨東の私娼窟玉ノ井風物,人情風俗を背景に,老作家大江匡(ただす)と私娼お雪の交渉を随筆風に描いている。耽美(たんび)派作家としての荷風特色を遺憾なく発揮した作品で,荷風後期の代表作
→関連項目木村荘八

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