あくぞもくぞ(読み)アクゾモクゾ

デジタル大辞泉 「あくぞもくぞ」の意味・読み・例文・類語

あくぞ‐もくぞ

あくたもくた」に同じ。
「さだめておれが―をたなおろしするであらう」〈鳩翁道話・下〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「あくぞもくぞ」の意味・読み・例文・類語

あくぞ‐もくぞ

〘名〙
① 何の役にも立たないつまらないもの。がらくた。あくたもくた。
② (副詞的にも用いられる) 欠点短所。また、人の欠点や短所をあげて、くそみそにいうさま。悪口雑言。あくたもくた。あくざもくざ。
浄瑠璃・忠義墳盟約大石(1797)八「是(これ)から直ぐに隠居へも、あくぞもくぞ焚付て」
其面影(1906)〈二葉亭四迷〉五九「哲也のあくぞもくぞを並べて」

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