あななう

精選版 日本国語大辞典 「あななう」の意味・読み・例文・類語

あなな・う あななふ

〘他ハ四〙 (「たすく(助)」と併用されることが多い) 助ける。補佐する。
続日本紀‐慶雲四年(707)七月一七日・宣命「彌(いや)務めに彌結(しま)りに阿奈々(アナナヒ)奉り、輔佐(たすけ)奉らむ事に依りて」
三代実録‐元慶四年(880)一二月四日「忠貞の心を持ちて御世御世与り天下の政を相安奈々比(アナナヒ)助け奉る事も久しくなりぬ」
[補注]用例は「続日本紀」と「三代実録」だけである。「あなない」はこの名詞形と考えられるが、明らかではない。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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