あわよくば(読み)アワヨクバ

デジタル大辞泉 「あわよくば」の意味・読み・例文・類語

あわよく‐ば〔あはよく‐〕

[連語]形容詞あわよい」の未然形接続助詞」》運がよければ。よい機会が得られれば。うまくいけば。「あわよくば大金をせしめてやろう」
[類語]万一たとえたといもし仮にもしかよしんばよしやもしも万一ばんいち万が一万万一もしやもしかしたらもしかするとひょっとするとひょっとしたらひょっとしてあるいはもしかしてどうかすると下手すると一つ間違えばことによるとまかり間違うよもやまさか万万ばんばん夢かうつつ図らずもはしなくはしなくも思いがけず思いも寄らない思いのほか心外突然唐突案に相違する意表を突く意表予想外意想外ゆくりなくまぐれひょんなひょっとゆくりなし我にもなく期せずして悪くすると事と次第による事によるとともするとややもすれば何かにつけ何かと言えば折に触れてもしくははたまたないし偶然たまさか時としてかも知れない思わず思わず知らず我知らず知らず知らず折もあろうに折悪しく慮外存外望外

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精選版 日本国語大辞典 「あわよくば」の意味・読み・例文・類語

あわよく‐ば あはよく‥

連語〙 (形容詞「あわよい」に助詞「ば」の付いたもの) 間(ま)がよければ。よい機会があったら。うまくゆけば。現代では一語化し、副詞として用いられる。
浄瑠璃・吉野都女楠(1710頃か)二「義貞の目の前、此具足着て働き、あはよくは義貞をしてやらふと思ふ気はないか」

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