いすゞ フォワード・Smoother-F

日本の自動車技術240選 の解説

いすゞ フォワード・Smoother-F

昨今の経済環境、物流環境の変化から、顧客ニーズの変化が見られ、コスト(イニシャル&ランニング)削減を 今一層求められてきています。市場における使用実態を考慮すると車両運用コストは“整備コスト>燃費”となりこれをいかにセーブするかが課題となっています。 又、ドライバー層について見ると低コスト化に対応し、高齢者や女性ドライバーの台頭、セールスドライバー化といった動きがみられ、運転操作の軽減による安全性の向上が求められています。このようなフォワード市場環境、運用実態を鑑み、次世代コストセービングトランスミッション=“Smoother-F”を投入いたします。次世代トランスミッション、スムーサFはライフサイクルコストの低減とセーフティドライブの両立を開発コンセプトに、クラッチメンテナンスフリーによる整備コストの削減、クラッチペダルレスの完全2ペダル化によるイージードライブの実現、これに付随する運転疲労の軽減、事故の低減を実現しております。保管場所いすゞ自動車(株)
製作(製造)年2002
製作者(社)いすゞ自動車(株)
資料の種類量産品
現状使用中・公開
車名フォワード
モデル名KK-FRR35K4SX
会社名いすゞ自動車(株)
製作開始年2002
設計者いすゞ自動車(株)
車種・用途普通トラック
実車所在/模型いすゞ自動車(株)
スタイルキャブオーバー型
ドア数2個
乗員2人
車両重量3340Kg
車両総重量7900Kg
エピソード・話題性スムーサFはMTとATの良い所取りをしたシステムです。MTの燃費の良さ、エンジンブレーキの効き、ATのクラッチメインテナンスフリーとイージードライブ化に伴うセーフティドライブ、というMTのよい所とATの良い所を組み合わせたシステムです。
バンパーあり
ステップあり
全長8235mm
全幅2260mm
全高2500mm
ランプ形式ディスチャージヘッドランプ
タイヤサイズ゙225/80R17.5-123/122L
フレーム梯子形、コ形断面
前軸逆エリオット形
後軸全浮動式
軸距4700mm
前トレッドx後トレッド1795x1660mm
車高調整
ステアリングボールナット式
主ブレーキ(前)空気油圧式2リーディング (後)空気油圧式デュアル2リーディング
駐車ブレーキ機械式推進軸制動内部拡張形
ダンパー複動式
スタビライザートーションバー式(Op.)
原動機名6HL1-S
冷却/気筒配列水冷/L6
弁機構OHC
内径x行程115x115
排気量7.166L
最高出力/回転数151(205)/2900
最大トルク/回転数500(51)/1700
排気浄化排気ガス再循環装置(EGR)付き
過給機なし
可変システムなし
燃料タンク容量100L
特徴長期排出ガス規制適合
ハイブリッドシステム形式なし
変速機6M/T(MZZ)+Smoother-F
駆動方式4X2
車両紹介経済性とイージードライブ性を両立させた次世代の新型トランスミッション「Smoother-F(スムーサー・エフ)」搭載車を新規設定すると共に、一部車型に酸化触媒をオプション設定するなどの商品力向上を図った。「Smoother-F」は MT(マニュアルトランスミッション)とAT(オートマチックトランスミッション)それぞれの長所を併せ持つ新世代トランスミッションで、クラッチのペダル操作を必要としないため (アクセルブレーキの2ペダルタイプ)、運転疲労が軽減され、安全性、快適性が向上する。また、MTをベースにしているためエンジンから駆動系への動力伝達ロスが極めて少なく、MT車と同等の燃費を実現。 さらに、クラッチ交換が不要になるため整備費用も削減でき、車両のライフサイクルコストの低減に貢献。

出典 社団法人自動車技術会日本の自動車技術240選について 情報

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