いずみや

日本の郷土料理がわかる辞典 「いずみや」の解説

いずみや


愛媛郷土料理で、米の代わりにおからを用いたすし。このしろ・あじいわしさばなどを三枚におろして甘酢に漬け、これを甘酢で調味してしょうが・麻の実などを混ぜ、俵形ににぎったおからにのせたもの。江戸時代中期、大阪から新居浜別子銅山の開発に来た住友家が伝えたとされる。◇住友家の屋号泉屋」に由来する。南予地方では「丸ずし」「ほうかんむり」ともいう。

出典 講談社日本の郷土料理がわかる辞典について 情報

デジタル大辞泉プラス 「いずみや」の解説

いずみや

愛媛県新居浜市を中心とする東予地方の郷土料理。甘酢に漬け込んだ小魚の背に、から炒りしたおから・ショウガ・麻の実などを詰めたもの。別子銅山を開発した大阪の住友家が伝えたため、屋号の「泉屋」で呼ばれるようになったとされる。南予地方では「丸ずし」という。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android