いちゃつく

精選版 日本国語大辞典 「いちゃつく」の意味・読み・例文・類語

いちゃ‐つ・く

〘自カ五(四)〙 (「つく」は接尾語)
男女が仲むつまじげにふざけ合う。
※談義本・根無草(1763‐69)後「いやみなくいちゃつかず、意気地あり」
② 言い争う。もめる。
洒落本・窃潜妻(1807)下「払ひをいちゃつくやつがあると」
問題を起こしてひまどる。ぐずぐずする。
※洒落本・新吾左出放題盲牛(1781)居候遺精「今この毒薬を呑ふか呑まひかといちゃつく所に」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「いちゃつく」の意味・読み・例文・類語

いちゃ‐つ・く

[動カ五(四)]
仲のいい男女がなれなれしくふざけ合う。「若いカップルが―・く」
てまどる。また、ためらう。
「この毒薬を呑まうか呑むまいかと―・く所に」〈洒・新吾左出放題〉
もめる。
「又何か―・き過ぎて二階にけえを止められると」〈滑・浮世床・二〉
[類語](1べたべたあつあついちゃいちゃラブラブべたつく戯れる戯れじゃらじゃら

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