うから

精選版 日本国語大辞典 「うから」の意味・読み・例文・類語

うから

〘副〙 (「と」を伴う場合もある) =うかり
史記抄(1477)一七「行洋々也とは、自失してうからとして、どこがどことも不覚ほどに、茫々洋々たるぞ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のうからの言及

【氏人】より

…日本古代における氏の構成員。同種のことばに,〈うから,やから〉(族)があるが,これが血縁的社会的な氏族共同体の族員をさすのに対して,〈うじびと〉は,政治制度としての氏の構成員で,氏上(うじのかみ)にひきいられる一定範囲の人々をさし,氏上とおなじ氏姓を称する。允恭天皇のとき,盟神探湯(くかたち)によって,氏姓の乱れを正したというが,実際に氏人の範囲を法的に定めたのは,664年(天智3)大氏・小氏・伴造の氏を定め,これによって670年,庚午年籍(こうごねんじやく)を作成したときからであり,これによって氏上とそれにひきいられる氏人の範囲が登録された。…

※「うから」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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