うんだい

精選版 日本国語大辞典 「うんだい」の意味・読み・例文・類語

うん‐だい【台】

〘名〙 (「」は「」の略体としての「芸」とは別字。「台」は建物のこと。漢代に蘭台という御殿宮中の書を収め、そこで(うんこう)を虫よけに用いたところから) 書物を入れておく庫。転じて、読書室、研究室書斎(うんかく)。〔改正増補和英語林集成(1886)〕〔盧肇‐将帰宜春留題新安館詩〕

うん‐だい【蕓薹・薹】

〘名〙 植物あぶらな(油菜)」の異名。〔色葉字類抄(1177‐81)〕〔斉民要術‐三〕

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デジタル大辞泉 「うんだい」の意味・読み・例文・類語

うん‐だい【×台】

《「うんたい」とも》書物を入れておく高殿書庫うんかく

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普及版 字通 「うんだい」の読み・字形・画数・意味

台】うんだい

秘書監

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世界大百科事典(旧版)内のうんだいの言及

【漬菜】より

…中国では古くよりアブラナ(ナタネ)類の栽培が盛んで,葉や花蕾(からい)が野菜として,また種子が油料として利用されてきた。日本での漬菜の発達は,カブに近い〈あおな〉,アブラナに近いクキタチナやハタケナにあたる〈うんだい〉,キョウナやミブナにあたる〈みずな〉が古い記録に現れ(《和名抄》),江戸時代にはナガサキハクサイの原種である〈唐菜〉(《長崎見聞録》)や非結球ハクサイに属する〈白茎菜〉(《成形図説》)が見られ,明治初年にはタイサイやサントウサイが導入された。また古くから中国などより渡来,導入されたアブラナ類やカブなどが複雑に交雑を重ね,各地方の風土に合った漬菜類が分化し,土着して日本独自の多くの品種ができ上がった。…

※「うんだい」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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