お太鼓結び(読み)おたいこむすび

世界大百科事典(旧版)内のお太鼓結びの言及

【帯】より

… 1丈2尺に9寸幅というのは,ほぼ享保(1716‐36)以後,帯の基準となり,結び方もさらに種類が増えていった結果,帯が女装美の中心となり,ここに独特の和装の美が生まれることになったのである。現在でも行われている文庫結びは宝暦・明和(1751‐72)のころに始まったと伝えられているし,また,最も一般に普及している太鼓結び(お太鼓結び)は,1813年(文化10)江戸亀戸天神の太鼓橋が再建されたとき,芸者衆がそれにちなんで結んだ帯の形であるといわれている。また後帯が年齢にかかわらず多くなったのも,文化・文政(1804‐30)からであり,帯留をするようになったのも,ほぼこのころからである。…

※「お太鼓結び」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android