お玉(読み)おたま

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「お玉」の解説

お玉 おたま

森鴎外小説「雁(がん)」の主人公
高利貸末造の妾(めかけ)で,医大生岡田に恋心をよせるが,運命いたずらでむすばれない。作品は明治44年から大正2年にかけて雑誌スバル」に連載され,背景には鴎外の東京大学医学部時代の生活がみられる。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android