かからわし(読み)カカラワシ

デジタル大辞泉 「かからわし」の意味・読み・例文・類語

かからわ・し〔かからはし〕

[形シク]離れにくい。とらわれがちである。
妻子めこ見ればめぐしうつくし世の中はかくぞことわり黐鳥もちどりの―・しもよ」〈・八〇〇〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「かからわし」の意味・読み・例文・類語

かからわかからはし

〘形シク〙 とらわれがちである。拘束されて離れにくい。
万葉(8C後)五・八〇〇「父母を 見れば尊し 妻子見れば めぐし愛(うつく)し 世の中は かくぞ道理(ことわり)(もち)鳥の 可可良波志(カカラハシ)もよ 行方知らねば」

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