かっちり(読み)カッチリ

デジタル大辞泉 「かっちり」の意味・読み・例文・類語

かっちり

[副](スル)
物の組み合わせなどに少しの狂いもなく、きちんと合うさま。「計画かっちり(と)立てておく」
堅く引き締まったさま。「かっちりした身体
[類語](1ちゃんとしっかりしゃんときちんときちんきちんきっちりがっちりきりっと規則的几帳面整然ぴたっとぴたりどんぴしゃりかっきりきっかりちょっきり丁度ジャストしかと正確精確明確確実確か明白忠実忠実まめまめしいきりきりしゃんきりりきりっと甲斐甲斐しいきびきびてきぱきしゃきしゃきはきはきすいすい忠実まめ忠実まめやか小忠実こまめ手忠実てまめ足忠実あしまめ筆忠実ふでまめ骨身を惜しまず規則正しい手取り足取りまじめ大まじめまじめくそまじめ愚直四角四面誠実篤実真摯至誠信実篤厚質実堅実堅気かたぎ実直謹厳生一本一本気勤勉律儀義理堅い義理立て良心的/(2がちっとがっちりしっかりがっしり固いきついぎゅっときゅっとしかひしとぎゅうきゅうきゅうぎゅうぎゅうぴたり堅固頑丈堅牢頑強強固牢固

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精選版 日本国語大辞典 「かっちり」の意味・読み・例文・類語

かっちり

〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① 小さく堅いものがぶつかって立てる音を表わす語。
※玉塵抄(1563)二七「石が竹にあたってかっちりとなった声を聞て悟り得られたぞ」
② 物が堅くひきしまっているさま。また、物事がぴったり合って、すきまのないさま。
※お目出たき人(1911)〈武者小路実篤〉七「太っては居なかったが、かっちりした身体で」
③ 確実でしっかりとしているさま。
星座(1922)〈有島武郎〉「煙ったい暗黒の中に丁子だけがかっちりと燃え残ってゐた」
時間などが正確なさま。きっかり。
落語・団子平(1898)〈六代目桂文治〉「四つカッチリに締めるのだけれども」

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デジタル大辞泉プラス 「かっちり」の解説

かっちり

富山県郷土料理。直径2~3センチメートルの小ぶりのジャガイモを皮つきのまま鍋に入れ、醤油と砂糖で甘辛く味つけして汁気がなくなるまで煮詰めたもの。すりゴマ、エゴマなどをまぶして食することもある。

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