からりちん

精選版 日本国語大辞典 「からりちん」の意味・読み・例文・類語

からり‐ちん

〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① 堅いものに軽やかに当たる音や感じを表わす語。
※俳諧・崑山集(1651)一二「からりちん時雨の音やかはら葺〈貞徳〉」
② まったく何もないさまを表わす語。金銭についていう場合が多い。すってんてん。すかんぴん。ちんからり。
浮世草子・好色三代男(1686)四「日比の蔵の内はからりちんの手拍子

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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