かるがゆえに

精選版 日本国語大辞典 「かるがゆえに」の意味・読み・例文・類語

かるが‐ゆえ‐に ‥ゆゑ‥

接続〙 (「か(斯)あるがゆえ(故)に」の変化したもの) 先行事柄の当然の結果として、後行の事柄が起こることを示す。こういうわけで。このために。それゆえに。
※百座法談(1110)三月二七日「般若波羅蜜ををこなひたまはすよりほかには、諸仏正覚なりたまふ事なし。かるがゆへに、依般若波羅蜜多故得阿耨多羅三藐三菩提、とのたまへり」
[補注]古くは漢文訓読の語で、中世近世には改まった感じの文章語として用いられた。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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