がくん

精選版 日本国語大辞典

がくん

〘副〙 (「と」を伴って用いることが多い) 物が急に動いたり、揺れたり、はずれたりするさま。また、衝動を受けて、人が急に弱るさまや、ある物事の段階が急に落ちるさまを表わす語。

※今年竹（1919‐27）〈里見弴〉本性「首がガクンガクンするほど体を揺(ゆす)ぶった」

※堅塁奪取（1950）〈福田恒存〉「てれて、がくんとあごをひき」

[補注]「がくり」に比べると、やや衝動が強く、また急な場合を表わしている。

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

がくん

［副］急に強い衝撃を受けるさま。また、急に、折れ曲がったり、はずれたり、大きく数量が減ったりするさま。「自動車ががくんと止まる」「ひざががくんとなる」「客足ががくんと減る」

出典　小学館