きい

精選版 日本国語大辞典 「きい」の意味・読み・例文・類語

きい

〘副〙 (多く「と」を伴って用いる)
① 堅い物がすれ合って立てるかん高い音。きしる音、また、きしるような声を表わす語。
※倫敦塔(1905)〈夏目漱石〉「キーと軋る音と共に厚樫の扉は彼等浮世の光りとを長(とこし)へに隔てる」
② 強く締めたり、ひねったりするさまを表わす語。
東京の三十年(1917)〈田山花袋〉KとT「キイと胸がしめられるやうだね」

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普及版 字通 「きい」の読み・字形・画数・意味

異】きい

ふしぎ。〔論衡、談天〕鄒衍(すうえん)の書に言ふ。天下九州り。~九州の外、(えいかい)りと。此の言異にして、聞くす。然れども亦た然否を實(ただ)す能はず。

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已】きい

よろこぶ。

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】きい

光り輝く。

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維】きい

まばたく。

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衣】きい

皇后の服。

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】きい

美しい。

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【奇】きい

美しい。

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【掎】きい

ゆがむ。

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