きのふはけふの物語(読み)きのうはきょうのものがたり

精選版 日本国語大辞典 「きのふはけふの物語」の意味・読み・例文・類語

きのうはきょうのものがたり きのふはけふのものがたり【きのふはけふの物語】

江戸初期の咄本(はなしぼん)。二巻。作者未詳。慶長末から元和末(一六一四‐二四)頃の成立か。元和から寛永一六一五‐四四)頃刊の古活字本数種、寛永一三年(一六三六)以前の整版本以下の諸本があり、異同が大きい。軽妙な笑話や狂歌武将逸話などを収め、時世を反映した破戒僧男色の話が多く見られる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「きのふはけふの物語」の意味・読み・例文・類語

きのうはきょうのものがたり〔きのふはけふのものがたり〕【きのふはけふの物語】

江戸初期の咄本はなしぼん。2巻。作者未詳。寛永年間(1624~1644)の成立か。武将や公卿の逸話、男色などの小咄を収める。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android