きらきら

精選版 日本国語大辞典 「きらきら」の意味・読み・例文・類語

きら‐きら

[1] 〘副〙 (多く「と」を伴って用いる)
① 光り輝くさまを表わす語。
※枕(10C終)一二〇「御あかしの〈略〉おそろしきまで燃えたるに、仏のきらきらと見え給へるは」
源氏(1001‐14頃)明石「見あげ給へれば、人もなく、月の顔のみきらきらとして」
② きわだって立派なさまを表わす語。
愚管抄(1220)四「節会内弁きらきらとつとめて、御堂のむかしこのもしくてありける」
[2] 〘形動〙 光り輝くさま。
良人自白(1904‐06)〈木下尚江〉中「対岸紅楼(ちゃや)の燈火がキラキラに小波に映って」

きら‐きら

〘副〙 (「と」を伴って用いることもある) 笑う声を表わす語。けらけら。きゃあきゃあ。
狭衣物語(1069‐77頃か)一「或は、衣の裾を引き留むるに、倒れぬる音するに、きらきらと、殊更び笑ひ入りつつ、しはぶき入ぬるもあり」

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デジタル大辞泉 「きらきら」の意味・読み・例文・類語

きら‐きら

[副](スル)光り輝いているさま。「星がきらきら(と)輝く」「きらきらしたひとみ
[類語]ぴかっとぴかりぴかぴかきらりぎらりぎらぎらてかてかてらてらちらちらちかちかまばゆいまぶしいくら目眩めくるめ明明あかあか明明めいめい燦燦さんさん燦然さんぜん皎皎こうこう煌煌こうこう耿耿こうこう燦爛さんらん爛爛らんらん

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