くだを巻く(読み)くだをまく

精選版 日本国語大辞典 「くだを巻く」の意味・読み・例文・類語

くだ を 巻(ま)

(「くだ」から管を連想して「巻く」といったもの) とりとめもないこと、また、不平などをくどくど言う。泥酔した状態などについていう。
※俳諧・犬子集(1633)二「花見にや酔て管捲糸ざくら〈舎次〉」
遺言(1900)〈国木田独歩〉「呂れつの廻らぬ舌で管(クダ)を巻て居る者もある」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「くだを巻く」の意味・読み・例文・類語

くだを・く

とりとめのないことをしつこく言う。「酔って―・く」
[補説]くだ3の連想からとも、この管に糸を巻きつけるとき、ぶうぶう音を立てるところからともいわれる。
[類語]絡む因縁を付ける駄駄をこねる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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