けども

精選版 日本国語大辞典 「けども」の意味・読み・例文・類語

け‐ども

(「けれども」の変化した語で、くだけた表現の中で用いられる)
[1] 〘接助〙 =けれども(一)
洒落本傾城買四十八手(1790)真の手「けふいっちゃア都合がわるひけども」
[2] 〘接続〙 =けれども(二)
滑稽本浮世床(1813‐23)初「こちのは前銭ぢゃさかい二割も引(ひかさ)にゃ歩合に廻らぬ。けども、銭相場が安うて的(てき)さんも引合ふまいと思ふさかい、こちから負てやるぢゃ」

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デジタル大辞泉 「けども」の意味・読み・例文・類語

けども[接助・終助]

[接助]接続助詞けれども」に同じ。「授業に出てはいるけども、つい居眠りしてしまうんだ」
[終助]終助詞けれども」に同じ。「今、手がふさがってるんだけども

けども[接]

[接]接続詞けれども」に同じ。
「―、何か御心配でもおありなさらなくて」〈木下尚江火の柱

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