ごさめれ

精選版 日本国語大辞典 「ごさめれ」の意味・読み・例文・類語

ごさ‐めれ

連語〙 (「ごさんめれ」の撥音「ん」の無表記、または、それの変化したもの。後世、誤って「ござめれ」とも)
[一] =ごさんめれ(一)
平家(13C前)九「ふか入してうたれさせ給て候ごさめれ」
[二] (誤って「御座るめれ」の変化したもののように意識されたものか)
(イ) ⇒ござめり
(ロ) よし来た。さあ来てみよ。
俳諧新花摘(1784)「翁に告けていかかはせんなとはかりけるに、翁曰、こざめれ、狸の所為なり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「ごさめれ」の意味・読み・例文・類語

ごさ‐めれ

[連語]《「ござめれ」とも》「ごさんめれ」の撥音の無表記。
「深入りして討たれさせ給ひて候ふ―」〈平家・九〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android