ごたつく(読み)ゴタツク

デジタル大辞泉 「ごたつく」の意味・読み・例文・類語

ごた‐つ・く

[動カ五(四)]
整理がつかず混乱する。混雑した状態になる。ごたごたする。「出入り口が―・く」「大掃除で―・いている」
争い事が起きて、もめる。紛糾する。もつれる。「相続問題で―・く」
[類語]込む込み合う立て込むごった返すひしめくひしめき合う混雑する雑踏ざっとうする

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ごたつく」の意味・読み・例文・類語

ごた‐つ・く

(「つく」は接尾語)
[1] 〘自カ五(四)〙
① 混雑する。混乱する。ごたごたする。
※雑俳・柳多留‐七(1772)「かた衣できりのごたつく木挽丁」
争いが起こってもめる。もつれる。紛争が起こる。
※爛(1913)〈徳田秋声〉四〇「其男の縁談のまだ紛擾(ゴタツ)いてゐる風評などが」
[2] 〘他カ四〙 ぶつぶつ言う。怒って悪口を言う。
※歌舞伎・謎帯一寸徳兵衛(1811)大切「友達めらが何をごたついたか知らないが」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android