ごっとり

精選版 日本国語大辞典 「ごっとり」の意味・読み・例文・類語

ごっとり

〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① 大きい重いものが、落ちたり、動いたりする時などの音、また、そのさまを表わす語。「ごとり」にくらべ、重みをかけた、手ごたえのある動きを表わす。
※俳諧・篗纑輪前集(1707)四「猫失し明の暦墨消(ゴットリ)
② ひっそりしたさまを表わす語。
多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉後「雨の音は全く絶えて、ごっとりと風も凪いで」
③ 突然であるさまを表わす語。こっくり。ぽっくり。
和英語林集成再版)(1872)「Gottori(ゴットリ) シヌ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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