ごわります

精選版 日本国語大辞典 「ごわります」の意味・読み・例文・類語

ごわり‐ま・す

〘自サ特活〙 (「ごわる」に「ます」が付いて、できた語) 江戸時代初めは奴(やっこ)が用いたが、のちには下層階級用語
[一] 「ある」の意の丁寧語。ございます。あります。
浄瑠璃薩摩歌(1711頃)上「つゐにさかやきそったことはごはりませぬ」
[二] 補助動詞「ある」の丁寧語。…でございます。…であります。
浮世草子好色万金丹(1694)二「『臼を挽けさの彦惣』とも、京童の謳(うた)ひしは、身どもが事でごわります」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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