さっし(読み)サッシ

デジタル大辞泉 「さっし」の意味・読み・例文・類語

さっし

助動詞「さっしゃる」の命令形「さっしゃれ」が「さっしゃい」「さっせえ」「さっし」と音変化したもの》助動詞「さっせえ」に同じ。
ええ加減にしさっしな」〈滑・浮世床・初〉

さっし

《動詞「さっしゃる」の命令形「さっしゃれ」が「さっしゃい」「さっせえ」「さっし」と音変化したもの》動詞「さっせえ」に同じ。
「堀の内様信心―」〈滑・浮世風呂・前〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「さっし」の意味・読み・例文・類語

さっし

[1] (助動詞「さっしゃる」の命令形「さっしゃれ」の転じた「さっせえ」の変化したもの) =さっせえ(一)
※歌舞伎・四天王楓江戸粧(1804)二番目「見さっし。大風の吹いた跡のやうだ」
[2] (動詞「さっしゃる」の命令形「さっしゃれ」の転じた「さっせえ」の変化したもの) =さっせえ(二)
滑稽本東海道中膝栗毛(1802‐09)初「へへへへ、かんにさっし」

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