さどわす

精選版 日本国語大辞典 「さどわす」の意味・読み・例文・類語

さどわ‐・す さどは‥

連語〙 (動詞「さどう」の未然形に、尊敬助動詞「す」の付いたもの) 「さどう」は「まどう(迷)」と同語源とみて、迷っていらっしゃる、また、愛におぼれていらっしゃる、の意か。一説に「さ」は接頭語、「とは」は「訪ふ」の未然形、「す」は尊敬で、おたずねになる、訪問されるの意。
万葉(8C後)一八・四一〇六「鳰鳥(にほどり)の 二人双(なら)び坐(ゐ) 奈呉の海の 沖を深めて 左度波世(サドハセ)る 君が心の 術(すべ)もすべ無さ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android