讚岐(読み)さぬき

精選版 日本国語大辞典 「讚岐」の意味・読み・例文・類語

さぬき【讚岐】

[一] 南海道六か国の一つ。大化改新後一国となる。鎌倉時代には後藤、三浦、北条氏が守護となり、南北朝時代以後細川、三好、長曾我部氏らが領有。江戸時代は三藩が分立。明治四年(一八七一)の廃藩置県後、香川、名東(みょうとう)、愛媛県を経て、同二一年に現在の香川県となる。讚州
古事記(712)上「故、伊予国は愛比売〈略〉と謂ひ、讚岐国は飯依比古と謂ひ」
[二] (さぬき) 香川県中東部の地名。平成一四年(二〇〇二津田大川志度寒川長尾の五町が合併して市制四国八十八箇所のうち志度寺、長尾寺大窪寺の三霊場がある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「讚岐」の意味・読み・例文・類語

さぬき[香川県の市]

香川県東部の市。平成14年(2002)津田、大川、志度、寒川、長尾の5町が合併して成立四国八十八箇所のうち志度寺、長尾寺、大窪寺の3霊場がある。人口5.3万(2010)。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android