さ身(読み)サミ

デジタル大辞泉 「さ身」の意味・読み・例文・類語

さ‐み【さ身】

物の主となる部分。なかみ。
「やつめさす出雲建いづもたけるける太刀つづらさは巻き―(=刀身)なしにあはれ」〈・中・歌謡

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「さ身」の意味・読み・例文・類語

さ‐み【さ身】

〘名〙 (「さ」は接頭語) 物の主たる部分。なかみ。み。
古事記(712)中・歌謡「やつめさす 出雲建(いづもたける)が 佩ける太刀(たち) 黒葛(つづら)(さは)巻き 佐味(サミ)なしにあはれ」
[補注]用例は、刀身の意。

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