精選版 日本国語大辞典 「しのに」の意味・読み・例文・類語
しの‐に
〘副〙
① 草木のしおれなびくさま。転じて、心のしおれるさまなどを表わす語。しおれなびいて。しおれて。ぐったりと。
※万葉(8C後)三・二六六「淡海の海夕波千鳥汝が鳴けば情(こころ)も思努爾(シノニ)古(いにしへ)思ほゆ」
② 数多く。しきりに。しげく。
※歌仙本貫之集(945頃)四「河やしろしのにをりはへほす衣いかにほせばかなぬかひざらん〈紀貫之〉」
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