しんかい(読み)シンカイ

デジタル大辞泉 「しんかい」の意味・読み・例文・類語

しんかい

日本で開発された有人潜水調査船の名。
海上保安庁が保有していた有人潜水調査船。昭和44年(1969)完成。最大潜航深度600メートル、乗員4名。昭和52年(1977)まで日本近海の海洋調査に運用された。
日本の海洋科学技術センター(現海洋研究開発機構)が開発した有人潜水調査船。昭和56年(1981)完成のしんかい2000と、平成元年(1989)完成のしんかい6500がある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「しんかい」の意味・わかりやすい解説

しんかい

1968年に川崎重工業で建造され,76年まで活躍した海上保安庁所属の潜水調査船。最大潜航深度は 600m。排水量 85t。船体の長さは 15.3m,幅 5.5m。4人乗組み。水中の最大速力は 3.5ノットで,水中常用速力は 1.5ノット。航続時間は 10時間。海中テレビ,潮流計測器など海洋測器類を備えていた。 81年には最大潜航深度 2000mのしんかい 2000が,また 89年には最大潜航深度 6500mのしんかい 6500が完成した。

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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「しんかい」の解説

しんかい

沖縄泡盛新酒を370~400mの深海に沈め、12~24時間放置した後に商品化される酒。原料はタイ米、黒麹。アルコール度数30%。蔵元の「恩納酒造所」は昭和24年(1949)創業。所在地は国頭郡恩納村字恩納。

出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報

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