じいじい

精選版 日本国語大辞典 「じいじい」の意味・読み・例文・類語

じい‐じい

〘副〙 (多く「と」を伴って用いる)
脂肪などが焼けこげる音を表わす語。
多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉前「地虫の鳴くやうにランプはぢいぢい」
アブラゼミなどの鳴き声を表わす語。
狂歌・類字名所狂歌集(1676)下「ぢいぢいと聞ゆるものはこの辺の孫ひこさんの蝉の声哉」
ベルなどの鳴る音を表わす語。
※卍(1928‐30)〈谷崎潤一郎〉一三「門のベルがジイジイ鳴って」
④ 物がすれ合う音を表わす語。
※おみつさん(1907)〈鈴木三重吉〉一「女竹二本じいじいと後へ引き摺って」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「じいじい」の意味・読み・例文・類語

じい‐じい

[副]
脂などの焼ける音を表す語。「フライパンの肉がじいじい(と)焼ける」
アブラゼミなどの鳴き声を表す語。「炎天下せみじいじい(と)鳴く」
機械などが作動しているときに出る音を表す語。「ぜんまいじかけのおもちゃじいじい(と)動く」
[類語](2かあかあがちゃがちゃかりかりきゃっきゃっくつくつぼうしけいけいけろけろけんけんこんこんこんこけこっこうかなかなごろにゃんじいちちよちちよちちろちゅうちゅうちゅうちりちりちんちろりんつくつくぼうしつづりさせてっぺんかけたか東天紅トッケイにしはつにゃあにゃあにゃんにゃんぴいちくぱあちくぴいぴいひとくひよひよぴよぴよぶっぽうそうほうほけきょほぞんかけたかぽっぽほろほろほろほろろめえめえもうもうりんりんわんわんわん

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