じんと

精選版 日本国語大辞典 「じんと」の意味・読み・例文・類語

じん‐と

〘副〙
① あることが強く胸に迫って、涙があふれ出そうになるときの感じを表わす語。
坑夫(1908)〈夏目漱石〉「何しろ十九年しか、使ってゐない新しい柔かい頭へ此のわる笑いがじんと来たんだから、切なかった」
手足などがしびれるさまを表わす語。
※童謡・網揚げ(1932)〈近藤益雄〉「青い電気がじんと来る」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「じんと」の意味・読み・例文・類語

じん‐と

[副]
感動して思わず涙が出そうになるさま。「胸にじんとくる言葉
手足などに痛みやしびれを感じるさま。「つま先がじんとしびれる冷たさ」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android