すかたん

精選版 日本国語大辞典 「すかたん」の意味・読み・例文・類語

すか‐たん

〘名〙 あてがはずれること。だまされること。また、見当違いなことをした人をののしっていう語。とんちんかん。まぬけ。すこたん。すかまた。すか。〔志不可起(1727)〕
随筆胆大小心録(1808)六〇「国学者が唐の事を考へると、儒者日本の事をいふと、力がありたけで、儒者の方がすかたんが多い」
[補注]近世前期から使われた上方語。「大坂繁華風土記‐今世はやる詞遣ひ」に「すかたん、略してすか」とあるように、一九世紀初頭には「すか」ともいわれた。

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デジタル大辞泉 「すかたん」の意味・読み・例文・類語

すか‐たん

予想期待を裏切られること。当てはずれ。「すかたんを食わされる」
見当違いなこと、間の抜けたことをする人をののしっていう語。とんま。まぬけ。すこたん。「このすかたんめ」「すかたん野郎

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