すか(読み)スカ

デジタル大辞泉 「すか」の意味・読み・例文・類語

す‐か

《「州処すか」の意という》川岸海岸砂地砂丘
東国俗語すなの集まりて小高きをば、―といふなり」〈仮・東海道名所記・三〉

すか

物事が予期どおりにならないこと。あてはずれ。「今度のイベントは結局すかだった」
くじなどの、はずれ。
[補説]語源については、「すかたん」の略、「透かす」または「賺す」の語幹からなどの説がある。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「すか」の意味・読み・例文・類語

すか

〘名〙
期待が裏切られること。あてはずれ。むだ。
洒落本・十界和尚話(1798)一「イアモどこへいてもすか斗りじゃ」
うそをつくこと。でたらめ。また、見当はずれ。とんちんかん。
※洒落本・北華通情(1794)「ぜんたいの、ここが とむねをおしへて すかじゃによって」
③ くじなどのはずれ。

す‐か

〘名〙 (「州処(すか)」か) 川や海の水などで堆積(たいせき)した砂地。河海にのぞむ砂地や砂丘。
仮名草子・東海道名所記(1659‐61頃)三「東国の俗語に、沙の集まりて小高きをば、須賀(スカ)といふなり」

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