すってんてん

精選版 日本国語大辞典 「すってんてん」の意味・読み・例文・類語

すってんてん

〘形動〙 所有していた金や物などがすっかりなくなるさま。無一文または無一物になるさま。
西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉二「髪結床が剃頭店湯屋が洗湯店着物がてんつるてんで懐中がすってんてんが聞てあきれらア」

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デジタル大辞泉 「すってんてん」の意味・読み・例文・類語

すってんてん

[形動]金や物がまったくなくなるさま。「競馬ですってすってんてんになる」
[類語]無一文むいちもん無一物むいちもつ一つ文無し裸一貫丸裸身すがらおけら素寒貧

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