すっぱ(読み)スッパ

デジタル大辞泉 「すっぱ」の意味・読み・例文・類語

すっぱ

[副]すっぱり1」に同じ。「すっぱと切る」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「すっぱ」の意味・読み・例文・類語

すっぱ

〘副〙 (多く「と」を伴って用いる) 物をたやすく、みごとに切るさまを表わす語。
※虎明本狂言・鱸庖丁(室町末‐近世初)「すっはと切って、しっととうちつけ」

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世界大百科事典(旧版)内のすっぱの言及

【磁石】より

…狂言の曲名。雑狂言,すっぱ物。大蔵,和泉両流にある。…

【末広がり】より

…ある果報者(富豪)が,祝宴の来客への進物用に末広がり(扇の一種)を買い求めるため,太郎冠者を都へつかわす。末広がりが何であるかを知らない太郎冠者が,〈末広がり買おう〉と都大路を呼び歩いていると,都のすっぱ(詐欺師)に呼びとめられる。太郎冠者を田舎者と見てとったすっぱは,ことば巧みに太郎冠者をだまし,傘を末広がりといつわって売りつける。…

【忍術】より

…そのほか速歩の術,結印と呪文などその技法は多岐にわたる。流派は伊賀流,甲賀流をはじめ武田流,戸隠流,紀州流,楠流など各地に多数あり,その呼称も,忍(しのび),かまり,すっぱ,間諜,乱波(らつぱ),隠密など,地域や流派によりさまざまであった。【中林 信二】。…

※「すっぱ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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