精選版 日本国語大辞典 「すんと」の意味・読み・例文・類語
すん‐と
〘副〙
※説経節・をくり(御物絵巻)(17C中)八「いたるざしきを、すんとたち、あのをくりと申するは、むまでころさうとすれど、ころされず」
※浮世草子・好色万金丹(1694)二「さうした事はなりませぬと、素(スン)とした顔つきに」
② 物事に対して、内心では関心がありながら表面的に関心のないふりをするさまを表わす語。つんと。
③ 物のしなやかで、はりのあるさま、身のこなしがすっきりとして、玄人らしいさまなどを表わす語。
※評判記・役者大鑑合彩(1692)玉井半太夫「かほ立すんとして見まがふ」
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