ずけり

精選版 日本国語大辞典 「ずけり」の意味・読み・例文・類語

ず‐・けり

(打消の助動詞「ず」に過去の助動詞「けり」の付いたもの) 上代語法。中古以後は「あり」を介した「ざりけり」の形が用いられる。…ないのであった。
万葉(8C後)四・五八九「衣手を打みの里に有る吾を知らにそ人は待てど不来家留(こずケル)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「ずけり」の意味・読み・例文・類語

ずけり〔づけり〕

[副]遠慮なく、はっきりとものを言うさま。ずばり。
「いつもに似合わず―と言って退けた」〈里見弴・安城家の兄弟

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