ずっぱ

精選版 日本国語大辞典 「ずっぱ」の意味・読み・例文・類語

ずっぱ

〘副〙 (多く「と」を伴って用いる)
① 勢いよく切りこむさま、また、貫き通すさまなどを表わす語。
※幸若・高たち(室町末‐近世初)「くっとぬけてあまる矢が、うらひかへたるてる井が馬のふとはらにはぶくらせめてつっはとたつ」
② 物の多いさまを表わす語。
※天理本狂言・比丘貞(室町末‐近世初)「おあしもめめもすっはと持たれは」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「ずっぱ」の意味・読み・例文・類語

ずっぱ

[副]勢いよくものを切ったり、突き刺したりするさま。
「切っ先はづれに―と立つ」〈浄・薩摩歌

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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