せせこましい(読み)セセコマシイ

デジタル大辞泉 「せせこましい」の意味・読み・例文・類語

せせ‐こまし・い

[形][文]せせこま・し[シク]
狭くて窮屈な感じがするさま。狭くるしい。「―・い家並み」
考え方性質などがこせこせして、心にゆとりがないさま。「―・い料簡」
[派生]せせこましさ[名]
[類語](1狭い手狭狭苦しい狭小狭隘きょうあい狭窄きょうさく窮屈きつい偏狭猫のひたい手狭い猫額びょうがく所狭い方寸尺寸せきすん寸土立錐の地ナロー/(2一時しのぎその場逃れその場しのぎ当座逃れ当座しのぎ一時逃れ糊塗弥縫びほう弥縫策泥縄場当たり一夜漬け付け焼き刃苦し紛れ間に合わせ有り合わせけちみみっちいいじましい狡辛こすからさもしい卑しいせこい陋劣ろうれつ低劣卑怯ひきょう狭量小量けつの穴が小さい

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精選版 日本国語大辞典 「せせこましい」の意味・読み・例文・類語

せせこまし・い

〘形口〙 せせこまし 〘形シク
① 狭くて余地がない。せまくるしい。せせっこましい。
青春(1905‐06)〈小栗風葉〉春「狭隘(セセコマ)しく片付いた鳶頭(かしら)台所のやうな境内も、静かな夜の色に閑(さ)びて」
② 性質がこせこせしている。気が小さい
浄瑠璃・娥歌かるた(1714頃)一「経政さまもこましゃくれて、十四の春から声がはり、せせこましうてこちはいや」
せせこまし‐げ
〘形動〙
せせこまし‐さ
〘名〙

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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