そばかす病(アルファルファ)

飼料作物病害図鑑 の解説

そばかす病(アルファルファ)

冷涼地での斑点性の糸状菌病。初め若い葉が感染するが、後には葉柄など地上部全体が罹病する。早春周囲に淡い「かさ」をもった直径 1〜2 mmの淡褐色の小斑点を作り、やがて拡大して、周囲が黒褐色で中央部が灰白色を呈した丸い病斑となる。ついに葉が枯れ上がる。秋に再びまん延する。冷涼多雨年に多い。古くなった病斑上には黒い小粒が形成されるが、これは本病菌の子のう殻である。ここから子のう胞子が放出され、まん延する。病原菌はクローバ類のそばかす病菌とは別種である。

出典 畜産草地研究所飼料作物病害図鑑について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android