そりゃ

精選版 日本国語大辞典 「そりゃ」の意味・読み・例文・類語

そりゃ

(「それは」の変化した語)
[1] 〘連語〙 それは。そのことは。そりゃあ。
※虎明本狂言・今参(室町末‐近世初)「『いかにやいかに今まいり、参りがきたる烏帽子は、ほこらにぞにたる』『そりゃさも候、中にかみが候へば』」
[2] 〘感動〙 聞き手に対して注意をうながしたり、驚いたりした時に用いる。また、感動の意を表わす。そら。それ。それはそれは。
※虎明本狂言・腹不立(室町末‐近世初)「『〈略〉なぜにみみをとって引まはすぞ、はらたてずのしゃうじきばうじゃ』『そりゃわごりょははらたつるは』」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「そりゃ」の意味・読み・例文・類語

そりゃ

[感]相手の注意を促したり、驚いたりしたときに発する語。掛け声はやことばとしても用いられる。それ。そら。「そりゃ、そっちへ向かったぞ」「そりゃ、進め」
[連語]《「それは」の音変化》それは。そのものは。そりゃあ。「そりゃ、よかった」

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