精選版 日本国語大辞典 「それなり」の意味・読み・例文・類語
それ‐なり
〘名〙 (「なり」は、そのままの意。副詞的にも用いる)
※すみだ川(1909)〈永井荷風〉二「お糸ちゃんはもう其れなり向うの人になっちまふんだらう」
② それはそれとして。それ相応に。
※仁説問答師説(1688‐1710)宝永三年講「其なりに生れた人の心で、温然としてにこやかにほけやかな、人をあしう思はぬ様に」
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