ぞんざい(読み)ゾンザイ

デジタル大辞泉 「ぞんざい」の意味・読み・例文・類語

ぞん‐ざい

[形動][文][ナリ]
いいかげんに物事をするさま。投げやり。粗略。「仕事ぞんざいにする」
言動乱暴で礼を失しているさま。不作法。「ぞんざいな口のきき方」「ぞんざい積荷を扱う」
[類語]いい加減適当生半可投げ遣りでたらめちゃらんぽらん行きあたりばったり無責任乱暴安易甘い手ぬるい生ぬるい甘っちょろい手軽てがる安直杜撰ずさん放漫漫然閑却等閑とうかんなおざりお座なりおろそかゆるがせ粗末易きに付く人任せ天道任せ運任せ風任せ成り行き任せ無計画出たとこ勝負ぶっつけ本番手当たり次第片っ端から劣悪劣等お粗末粗悪低劣不出来貧弱不良出来損ないちゃち役立たず粗雑粗略粗野いけぞんざい雑駁ざっぱく粗笨そほんなまじなまじっかなまなかなまじい生煮え微温的不十分不完全不徹底不行き届き半端中途半端宙ぶらりん

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ぞんざい」の意味・読み・例文・類語

ぞん‐ざい

〘名〙 (形動)
① 物事をいいかげんにすること。投げやりにすること。粗略にすること。また、そのさま。
浮世草子好色一代女(1686)五「かやうのたぐひの女、身をぞんざいに持なし」
異端者の悲しみ(1917)〈谷崎潤一郎〉一「借り物だらうが何だらうがお構ひなしにぞんざいな真似をするんだから」
② (━する) 乱暴をはたらくこと。また、無礼であることやそのさま。〔志不可起(1727)〕
浄瑠璃心中宵庚申(1722)上「ぞんざい成小丁稚(でっち)め、傍輩をなぜ投げた」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android